日本共産党岩見沢市議団
政策・提案一覧

 

2008年1月25日

空知支庁長 様

日本共産党南空知地区委員会 委員長 前川一夫

同          自治体部長 長谷川吉春

 

原油高騰等に関する申し入れ

 

 石油製品価格は2004年初頭に比べて全国平均でガソリンが5割高、軽油が6割高、灯油・重油が2倍超などと軒並み上昇しています。ハウス栽培農家、トラック運送業者、ガソリンスタンド、銭湯、クリーニング店などから、“これでは経営がたちゆかない”と、悲鳴が上がっています。

 

 住民生活にも重大な影響が出ています。ガソリン代の高騰に加え、厳しい冬を迎え、暖房用の灯油が生活必需品な中、灯油代の値上がりはまさに死活問題となっています。

 

 原油価格高騰の影響は、原材料費や穀物価格の高騰ともあいまって、パン・即席麺・みそ・ビール・豆腐など、食料品から日常生活用品にいたるまで価格上昇を招き、この動きは、消費者物価全般へ波及しつつあります。

 

  このように、消費者・石油販売店・ユーザー業界・中小企業などから悲鳴や不安の声が上がっているなかで、大手石油元売り6社は巨額の利益をあげています。今、特に重視しなければならないのは、国際的な投機資金の流入問題です。

 

 食糧とエネルギーという人類の生存と経済社会の基盤を、「市場原理」、「マネーゲーム」に任せるわけにはいきません。今こそ、国際的な投機を規制するルールの確立とエネルギーの安定供給に向け全力を傾けるべき時です。

 

 社会の格差と貧困が広がるもとで、いっそう厳しさの増す国民の暮らし、農業、中小企業の営業を守るため、次の点について緊急措置および抜本対策を行うよう強く申し入れます。

 

 

 

01.  価格高騰沈静化に向け、国際的な投機マネーの規制、元請親企業への指導、中小業者などへの緊急融資、緊急の減税措置など、あらゆる方策を取るよう国に働きかけること。

 

02.  「福祉灯油」を実現している市町村に対し、道としての助成金額を引き上げること。

 

03. 生活保護世帯も対象になりうることが国の通知で明らかになったが、市町村に徹底し、周知をはかること。また、道としても予算措置をして補助すること。

 

04.  福祉施設に対しても、「福祉灯油」に準じた対応をはかること。

 

05.  ディサービスセンター、障害者通所施設などでの利用者の送迎にかかるガソリン代の高騰は、利用者負担を増大しかねないことから、道としての助成を行うこと。

 

06. 障害者施設においては、パンやクッキーなどを作っているところも多い。石油の高騰にあわせて、小麦、バターなどの値上げや品不足で運営が大変になっていることから、道としての対策を講じること。

 

07.  中小業者の経営不安を解消するため、道として低利の融資制度を創設すること。

 

08.  花卉農家をはじめとして、ハウス栽培農家に対しての支援を行うこと。

 

09.  農業用免税軽油を追加申請できることを周知徹底すること。また、農業用機械などで使用するガソリンの免税を国に要請すること。

 

10. 銭湯においても、お客離れが進む中で、石油高騰分を値上げできない状況にある。公衆の衛生を守る立場からも、道としての対策を講じること。

 

11.  低所得者・貧困層、中小・零細業者など働く住民の生活実態をよくつかむこと。

 

 

12.  夕張に対する支援の強化を
夕張で孤独死が発生していることから、独居高齢者などを対象に、くらしの総点検をはかり、対策を講じること。

老朽化で危険な住宅を壊す予算もない。国に働きかけるとともに、道としても対応をはかること。このことが事業化されれば、地域の雇用対策にもなる。

急激な人口減により、一棟にわずかな世帯しか入居していない市営住宅が増えている。除雪の効率化、孤独死防止の面からも集約化が必要。希望する世帯が支えあっていけるよう、住宅の修理、引越し費用などの援助を行うこと。

 

 

ディサービス

(岩見沢市)

利用者の送迎バス2台、ワゴン車3台、乗用車1台。ガソリン代と部屋の灯油代の高騰で、一ヶ月20万円余だったものが30万円を超え、10万円は増えた。やりくりは大変だが、利用者には負担をかぶせられない。

灯油代の値上げももちろん、運営に大きく影響している。

障害者通所施設

(岩見沢市)

 灯油は厚着をしたり、温度を下げたりして、いくらかはガマンできるが、送迎のガソリン代は節約できない。一ヶ月26000円位から4万円にあがった。利用者への負担増もやむをえないところまできている。

 クッキーを作っているが、200円の価格のうち材料費が100円かかっていたのが、120円くらいになった。価格の値上げも考えなければ、賃金が出てこない。

 小麦粉やバターの価格も上がり、その点でも大変になってきている。

銭湯

(岩見沢市)

 最盛期19軒あった銭湯が5軒になっている。昭和48年のオイルショックのときは、銭湯代も二度値上げをしたが、今は値上げをしたらますますお客さんが減ってしまうので上げられない。重油の価格が一リットルあたり18円も上がったので、月に5万円くらいの負担増になっている

花卉農家

(岩見沢市)

灯油代が昨年より、1.5倍、一昨年から見ると2倍になっている。ハウスの温度も二度下げた。当然花の咲く時期は遅くなるがどうしようもない。経費はこれまでよりかかるが花は高く買ってもらえない。それどころか、各家庭も大変で花などは一番先に買い控えてしまう。                 冬場は赤字を覚悟でやっている。冬場休むと冬場はもちろん、春先にも出荷できなくなるので休むこともできない。    花を入れるダンボールも値上がりをしてきており、ハウスをおおうビニールの値上げもある。航空便で送る運賃も高くなってきている。二重三重の値上げ。

福祉施設

(三笠市)

重油を年間33トン使用。補正予算を350万円組んだが、さらに上がっているため足りなくなりそう。足りなくなれば入所者の食事代を削るということにもなりかねないくらい深刻だ

学校(三笠市)

使っていない教室の暖房は止めている

無認可保育所

(美唄市)

暖房費として負担をしてもらっているが、足りない状況。

幼稚園

(美唄市)

送迎バス代の一部を家庭に負担してもらっているが、今のままでは足りない。園内は灯油なので値上げは大変。

老人保健施設

(美唄市)

ディサービスの送迎の軽油代の値上げによる負担が大きい。

館内は重油だが、60円から78円になった。老人保健施設なので暖房を節約できない。ロードヒーティングは切って職員が除雪するなどの対応をしているが、それでも一日600ℓの重油を使うので、少しの値上げでもこたえる。

知的障害者施設(美唄市)

昨年の燃料費は191万円。今年は90万円は増えている。

その分を他の経費からどのように捻出するか悩んでいる。

(南幌町)

生活保護世帯への福祉灯油の通知について、十分知らされていない。

 

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