日本共産党岩見沢市議団
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2008.9     反対討論

 

水道料金値上げと住民税の年金天引き

 

 議案第60号・岩見沢市税条例の一部改正について、議案第61号・岩見沢市水道事業の設置等に関する条例及び岩見沢市水道事業給水条例の一部改正について、議案第67号・平成20年度岩見沢市一般会計補正予算について、反対の立場から討論いたします。

 

 議案第60号には、65歳以上の住民税を年金から天引きするという内容が含まれています。

これは、国の地方税法の改定を受けて行うというものです。

 

介護保険料から始まり、今年の4月から後期高齢者医療保険料、今年10月からは国民健康保険料が年金から天引きされ、そして今度は来年10月から住民税も天引きしようというものです。

 

 それぞれの保険料は、年金から天引きをしてもしなくても払わなければならないという声もありますが、生活状況を全く無視したものです。

 

 冬には灯油がかかるから夏に多めに払おうとか、冠婚葬祭などの出費がかさんだから、次のときに調整しようかなどということができなくなります。

行政側にとって安易に確実に保険料が徴収できるという、行政側の都合を考えたものです。

 

 市長も、年金天引きには疑問を持っているように、根本的には国の制度の改悪です。

しかし、このことを住民に転嫁してはならないものであり、この議案に反対をするものです。

 

 また、議案第67号は、この年金天引きを行うためのシステム整備の予算が組まれており、年金天引きは行うべきでないという同様の立場から、この議案にも反対をいたします。

 

 議案第61は水道料金の値上げが含まれており反対をするものです。

市はこれまで、老朽管を整備することがこの10年間に急がれ、75億円かかる。これを全額水道料に付加すると39%の値上げになり、市民負担が大きくなることから一般会計から14億円を入れることにして、負担を軽減し20%の値上げに抑えた、と住民説明会でも説明してきました。

 

 しかし、一般会計からの繰り入れ14億円のうち、10億円は、これまで栗沢簡易水道に出していた繰り入れ分であることが明らかになりました。

つまり、新たな老朽管整備には4億円しか繰り入れず、ほとんどが住民への負担となるというものです。

 

 これは、国の指導により一つの市で、いくつもの会計を持つことができなくなり企業会計に一本化したことによるものですが、岩見沢市の場合は、合併によっていくつもの会計が存在していたものであり、こうしたことへは国に対して対応を求めていくことが必要です。

 

 また、この分については全額ではありませんが交付税措置がされていることからみても、一般会計からの繰り入れは当然であり、この分を含めてあたかも繰り入れをして軽減をしていますという、市民への説明には疑問を感じます。

 

 市民から理解を得られたという判断も、疑問が残ります。

市民は、新たな事業が75億円かかり、市の繰り入れが14億円あり、負担が軽減されたのなら値上げも大変だけどしょうがないかという、消極的理解が多かったのではないかと思います。

 

しかしそれが、これまでも繰り入れていた分、10億円を含むということになると話が違います。市民はそういう説明を受けていません。

改めて市民に適切な説明を行い、判断をあおぐべきです。

 

 市民の生活は本当に大変な状況です。

今年から、独居老人の水道料金の減免もなくなり、大きな負担となり、さらに値上げとなれば生活が本当にやっていけなくなります。

 

 また、子育て中の家庭や、家族の多い家庭では、使用する量が多いため、値上げによる負担も大きくなります。

 

「水」は、市民が生きていくうえで、なくてはならないものです。

 予算は、こうした住民の生活を第一に考えて行うべきです。

命にかかわる「水」より、急がなくてもいい事業はあります。

そうした事業を見直すことも含めて、一般会計からの繰り入れをさらに行い、負担の軽減を図るべきです。

 

 よって、住民へ大きな負担をあたえる、この議案に反対をするものです。

議員各位のご賛同をお願いいたしまして反対討論といたします。

 

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